私の日常のアニメ化!!!

私の日常に起こった事をイラストと音楽を添えて投稿していきます。

旧友との再会~おじさんの恐怖体験~

皆さんは久しぶりに仲良かった旧友にバッタリ会っても話が全然盛り上がらなかったという恐怖体験をした事はあるだろうか。私は先日体験したのでここに書こうと思う。

 

週末のショッピングモールはいつも賑やかだ。子供たちはゲームセンターに夢中で、嫁と私は子供服を物色中だ。そんな時、中学時代の友人が目の前に現れた。

彼も家族連れで、子供服を見に来ていた。私たちの視線が交わり、懐かしさが胸に込み上げてきた。しかし、それと同時に背筋に冷たいものも走る。会話が続かない予感が私を襲ったのだ。中学生の頃、毎日のように一緒に遊び回っていた彼と、今では何を話していいのか全く分からないのだ。

私「久しぶりー!ここ良く来るの?」

友「久しぶりだね!良く来るよ。」

私「そうなんだ。」

友「あっ、うん。」

私「あっ…。」

友「うん…。」

 

彼の後ろには彼の妻と二人の子供たちがいた。結局、お互いに笑顔を浮かべながらも、気まずい沈黙が流れるだけだった。

 

その時、後ろから鋭い視線に気付いた。嫁である。彼女は私が旧友と話すのが苦手だということを知っている。以前も同じような状況で全く会話が弾まなかったことがあった。今回も同じ結果になりそうだと彼女は察しているのだろう。

友人とは結局、形式的な挨拶を交わすだけで別れることになった。彼が去っていく背中を見送りながら、私は自分の無力さを感じずにはいられなかった。

昔はあんなに楽しかったのに、今は何も話すことがないなんて、自分が情けなくなった。

 

嫁「本当に盛り上がらない会話だったね。」

 

嬉しそうな顔をした嫁が私の肩を叩きつぶやいた。

嫁は弱っている時の私をオーバーキルするのが好きだ。

私の心の中(もうやめて!とっくにおじさんのライフはゼロよ!)

状態なのである。

 

その中学生の頃の友人は、今は銀行の融資担当でコミュニケーション能力が高い人間である。にもかかわらず会話を続けられない私は本当にコミュ障である。

 

同窓会などの計画的な集まりでは、話すネタを事前に準備しておけるので何とかなる。しかし、突然旧友と会うような場面では、アドリブが全く効かず、何も話せなくなってしまうのだ。

私はアドリブ能力皆無おじさんなのである。

 

こうして、私はアドリブ能力皆無おじさんということを再確認し日々の生活に戻っていく。旧友との再会が話題に事欠くものであっても、それはそれで良い。今の自分を受け入れ、家族との時間を大切にすること。それが、40歳を過ぎた私にとっての現実であり、幸せなのだと気付いた。人生は変わり続けるが、その中で見つける小さな幸せこそが、私たちを支えてくれるのだ。

 

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

ランキングに参加していますのでよろしければクリックorタップよろしくお願いします。

にほんブログ村 ブログブログ 雑記ブログへ

今日の一曲

Marshmello - Alone